ディレクトリ同期Directory Sync
OpenLMシステムに組織のユーザやグループを導入Integrate users and groups into OpenLM
OpenLM Directory Sync は、組織が既に持っているディレクトリサービスから、OpenLM システムにグループやユーザを取り込むための機能です。Windows Active Directory、ApacheDS、Novell eDirectory、Google Directory、Microsoft Entra ID (旧名称: Azure AD)、AWS Directory といった、LDAP プロトコルに準拠したディレクトリサービスをサポートします。
一般企業においては、管理者が企業内のメンバーを管理するために、エンドユーザの ID を整理/管理できるディレクトリサービスを運用することが少なくありません。このディレクトリサービスには、ユーザの名前、電子メール、電話、部署、役職、その他の関連するユーザ情報が保管されています。これらの情報を、OpenLM システム内にも保存することで、ライセンスの使用状況をユーザ情報と照合することが可能になります。
利点Benefits
エンドユーザ詳細情報を確認See your end users
OpenLM は、複数のソースからユーザ名を収集し、そこに含まれるライセンス使用情報を収集します。しかしながら、効率的なライセンス監視と管理のためには、ライセンス使用情報から収集されるユーザ名だけでは不十分なことがあります。ディレクトリ同期機能を使用することで、ユーザに関するその他の情報を利用することができるようになります。
管理者のオーバーヘッドを回避Avoid administrative overhead
OpenLM システムでは、管理者が OpenLM システムの Web インターフェースからユーザをシンプルに管理することができます。ディレクトリ同期機能を使い、ドメインの同期定義を設定することで、さらに、ヒューマンエラーを排除し、ユーザを手動追加するのに費やす時間を削減することもできます。
使用状況レポートの充実Enrich usage reporting
ディレクトリ同期を使用すると、組織構造に基づいたソフトウェアライセンスの使用状況を分析できます。OpenLMは、どのユーザがどのライセンスをどのくらいの期間使用しているかを把握するのに役立ちます。このような情報を自由に利用できるようにすることで、IT管理者は、将来、購入とライセンスの決定をよりスマートに行うことができるようになります。
ライセンスの自動割り当てAllocate licenses automatically
ライセンスの割り当てにグループ構造を使用し、ディレクトリ階層構造の変更に基づいて、割り当てを自動的に更新する仕組みを構築することができます。ディレクトリ同期機能は、LDAP プロトコルを使用して、組織のディレクトリサービス内のアカウントとそのロールを読み取ります。これにより、IT 管理者は組織全体のリソース割り当てを自動化することができます。
ユーザ間のコミュニケーションEnable communication between users
ディレクトリ同期機能には、リソースのアクセスルールの他に、ユーザの連絡先情報も保存されます。OpenLM システムでは、管理者とエンドユーザの双方が、組織のソフトウェアライセンスの使用状況を見ることができるため、ユーザ同士でライセンスに関する連絡を取り合うことができます。これにより、世界中のユーザのコミュニケーションが改善されます。