グループごとの利用状況Group Usage

部門別ソフトウェア資産の可視化Software asset visibility by department

ライセンスアプリケーションは、組織内の複数の部門で使用されることがあります。ユーザとグループが、ディレクトリ同期(Directory Sync)機能を使用して、組織のディレクトリサービスから同期されている場合、OpenLM システムでは、組織単位(OU)をユーザのグループとして設定することができます。Group Usage 機能は、どの部門(グループ)がどのアプリケーションをどのくらい使用したという情報を管理者に提供します。

ソフトウェアのチャージバックEnable software chargeback for your organization

OpenLM システムの Group Usage 機能は、グループに基づくライセンス使用量のチャージバックを可能にし、ライセンス管理者が行うライセンスの取得、メンテナンス、割り当ての計画の改善に役立ちます。
Group Usage 機能で基礎となる、ユーザへのグループ割り当ては、管理者によって複数の方法で実施できます。

  • OpenLM システムの Web インターフェース上で手動で設定
  • アカウントを定義したCSVファイルのインポート
  • FlexLM オプションファイルの利用
  • 監視対象のライセンスデータ取得の際に自動登録
  • Directory Sync 機能によるアカウントの同期

機能概要Features

ライセンス管理者は、Group Usage 機能を使用したグループレポートを取得することで、組織のグループ毎のライセンス使用統計を分かりやすい形で取得できます。

  • グループ毎のフィーチャー使用量Feature usage per group
  • リアルタイムのライセンス使用Currently consumed licenses
  • ライセンス使用拒否情報Denials
  • ライセンスアクティビティLicense activity

利点Key Benefits

組織全体の可視化Make cost centers/departments visible

ライセンス管理者は、自部門のライセンス状況だけでなく、他部門のライセンス状況も把握する必要があります。これは、調達管理者が、新規購入が必要かどうか、あるいは既存のライセンスを使用できるかどうかについて、情報に基づいた決定を下すのに役立ちます。

自己申告のみによるリスクの回避Don't depend just on self-reporting

組織が特定の部門のライセンス状況の追跡と報告を、部門の管理者に依存している場合、ソフトウェア監査が行われ、報告が不正確であることが発覚したときに、人的要因によって不意を突かれるリスクが高まります。OpenLM のGroup Usage 機能を使用して、さまざまな部門またはグループによってどのようにライセンスが消費されているかを把握することができます。

部門ごとのライセンス使用量の測定Measure license consumption per department

グループや部門別にライセンスの使用状況は、ライセンスの使用状況の確認が必要な時に重要な情報になります。「2つのチームのアプリの使用状況を比較したい」というのは、よくある質問です。Group Usage 機能を使用すると、グループ単位でライセンスの使用状況を測定し、どの部門が最もライセンスを使用しているか、どのライセンスフィーチャーが最も使用されているかなどを確認できます。

ライセンス割り当ての最適化Enable reharvesting

ライセンス使用状況のデータを取得し、どのライセンスが未使用で、どのライセンスが部門によって需要が高いかを確認できます。ライセンス管理者は、未使用のライセンスを積極的に回収し、別の部門に割り当てることができるようになります。グループごとや組織全体でのライセンスの最適化を促進し、ライセンスを 「念のため」に確保するのではなく、回収し再利用することでコストを削減することができます。